森井洋介インタビュー「フィニッシュは閃き。判定では納得出来ない。」

インタビュー

森井洋介インタビュー「フィニッシュは閃き。判定では納得出来ない。」

4月1日(土)大田区総合体育館で開催の「KNOCK OUT vol.2」。メインイベントとして行われた、KING OF KNOCK OUT初代ライト級王座決定トーナメント1回戦。優勝候補対決として注目を集めた宮越慶二郎戦で、3度のダウンを奪う衝撃の2R、KO勝利を挙げた森井洋介のインタビューを公開!

・試合前は立場に重圧を感じていた
・フィニッシュは咄嗟の閃き
・師匠小林聡との男らしい関係性

森井洋介

試合前はプレッシャーを感じていた

-宮越選手との試合は衝撃のKO決着となりました。まずは試合を終えての感想は?

森井「めちゃめちゃ嬉いんですけど、それ以上にほっとしてます。今回は試合前かなりナーバスになってしまっていたんですよ。実際の試合の時は勿論勝つ気でいるんですけど、試合が決まってリングに立つまでの期間は、俺本当に勝てるのかって。凄い考えちゃってました。」

-今回はメインイベント。しかも対戦相手が強敵の宮越選手ということがプレッシャーになっていたんでしょうか?

森井「そうですね。相手も相手だったし。それに、今回はパンフレットを見ても自分のページが一番大きいし、テレビの放送や、グッズの展開なんかを見ても、扱いが大きいなって。これで負けたら俺はもうキック業界を歩いていけなくなるなって。負けたら消えちゃうんじゃないかって。凄いプレッシャーでした。」

-対戦相手の宮越選手とは、日本人で初めてタイでベルトを獲得した、伝説のキックボクサーである藤原敏男さんを同じルーツに持つという因縁がありました。その中での対抗心というものはあったんでしょうか?

※森井は藤原さんが設立した藤原ジムの後継ジムであるGOLDEN GLOBE所属。宮越は父親が藤原さんと交流が深く、藤原さんの技術も取り入れた、独自のスタイルを作り上げている。

森井「僕より宮越選手のほうがフットワークとか、藤原先生に似ていますよね。だから孫弟子として負けられないという気持ちが強かったです。正直な話。ファイトスタイルもそうだし、ルーツも似ているので、僕は宮越選手が好きなんですよ。藤原祭りという、藤原先生が主催されていたイベントにも、宮越選手は毎回出場してましたし、僕がジムに入る前に、宮越選手はうちのジムに出稽古に来ることもあったそうなので。」

最後の左フックは一瞬の閃き!

-そんな宮越選手との試合を振り返っていきたいのですが、序盤から森井選手が宮越選手の動きをかなり見切っているなという印象がありました。

森井「今回の試合はどういう展開になるかわからなかったんですよ。試合が始まると宮越選手は前にプレッシャーをかけてきた。本来ならもっとフットワークを使う選手なんですが、宮越選手はKNOCK OUT仕様にしてきたというか。倒しにくる試合をしていました。それが上手く自分の動きにかみ合って、ああいう結果(森井の2RKO勝利)になったんだと思います。」

-1Rの中盤に鮮やかなワンツーでダウンを奪いましたが、あの時点で手ごたえはあったんでしょうか。

森井「実は当たった感じはなかったです。だからこそ効いてるなって。実はKOやダウンを奪うときって手ごたえはないんですよ。え、今ので倒れるんだって。パンチを打つときってみんな力を抜いて一瞬だけ力を込めるって打ち方をするんですよ。それで力が上手く抜けているときは、当たった感触がないんです。最初から思いっきり拳を握っていたら、力が上手く伝わらなくて、感触は凄いけど相手は倒れない。だから、あのダウンは効いてるなって。」

-宮越選手はダウンを奪われてからサウスポーにスイッチし、フットワークを使いながら左ストレートをカウンターで狙っていました。やり辛さはなかったんでしょうか?

森井「効いているのはわかってたんで、距離を詰めて倒しにいくのに躊躇なかったです。バックスピンキックが宮越選手の腹に入って、腹も効いてるなって感じもあって、そこで完全にペースを掴めました。」

森井洋介

-そして2Rに左のパンチで衝撃KOシーンを生み出しました。映像はご覧になられましたか?

森井「見ました。あ、俺こんな技出してたんだ!って映像見てびっくりしたんですけど。あのパンチは最初に右ストレートを打って、その瞬間にサウスポーに構えをスイッチしてるんですよ。そこから左フックがバン!って入って。練習でスイッチからのストレートは練習してるんですけど、まさかフックなんて。試合中の閃きですね。」

興奮するとグローブを投げる癖。師匠との関係

-試合後は、将来闘うかもしれないことを見越して、今までしゃべったことが一度もなかった宮越選手にリングで声をかけていましたが、何と言っていたんでしょう?

森井「普通にありがとうございますとしか言えなかったですね。リングで負けたあとの気持ちは凄いわかるので。それ以上の言葉を自分は言えないです。」

-試合後のリング上では興奮してグローブを客席に放りなげていました。
※グローブは通常要回収

森井「ほんとすいません。あれ興奮しちゃうと投げちゃうんですよ。自分の癖で。前もすげえ勝ち方したときに興奮してリングからグローブを投げちゃって。」

-今回は小野寺プロデューサーが「あんな凄い勝ち方だったら全然いいよ」って言っていましたが、前回は怒られました?

森井「いや・・・弁償するんでって言って。正直お客さんが喜んでくれるので、グローブ1個弁償するくらいいいんじゃないかって。毎回やってたらダメですけど、価値ある勝ち方したときは投げちゃいます。お客さんに喜んで欲しいから。」

-試合後に小林聡さん(森井の師匠でセコンド)が、森井選手がマイクを握る際に控室に帰っていく姿も印象的でした。試合後ってあまり会話はしないんでしょうか?

森井「その日はあんましないですよ。小林さんは、主役は選手なんだって考え方を持ってると思うので、自分が控室に戻ってすぐ、『じゃあ、俺帰っからなって』。それで次の日にお礼の電話をしたら、『飯食いにいこう』って。試合に関してはそこでは語らないですけどね。照れくさいのでお互いに。」

-那須川選手の試合後などは、凄くセコンドと盛り上がってるという印象があるんですが、森井選手はそうでもないですよね。

森井「うちのジムは昔からそんなんないですよ。とりあえず試合の後日に飯に行って、変な試合をしたら怒られる。いい試合だったら全く触れられない。褒められることもないです。でも雰囲気が喜んでるんですよ。小林さんが『お前もうお腹いっぱいか。もっと食えよ』って。あとグレードがちょっと違うんですよ。いつもうまいものを食わせて貰ってます。」

-最後にトーナメントについての意気込みと、ファンへのメッセージをお願いします。

森井「勝ち上がることが重要なトーナメントですが、僕は判定で勝とうとは思っていないので。判定では納得出来ない。倒して勝ちたいです。僕の倒しにいく試合を見にきてください。」

森井洋介

 

森井洋介の対戦相手が決定!KING OF KNOCK OUT初代ライト級王座決定トーナメント1回戦。”居合いパンチャー”町田光vs”王国戦士”DJ.taikiが行われる6.17「KNOCK OUT vol.3」。チケットは各種プレイガイドにて好評発売中です。KNOCK OUT初の王者を決める、注目の試合をぜひ会場でご観戦ください!いい席の確保はお早めに!

KNOCK OUT vol.3

KNOCK OUT vol.3
日時 2017年6月17日(土)
開場16:00 開始17:00
会場 TOKYO DOME CITY HALL

チケットぴあ https://goo.gl/DwcK1r
ローソンチケット https://goo.gl/YLFmw8

イベント概要
http://www.knockout.co.jp/event/knock-out-vol-3/