「誰もやったことがないことを実現していく」那須川天心×FUEGO コスチューム対談 後編

インタビュー

「誰もやったことがないことを実現していく」那須川天心×FUEGO コスチューム対談 後編

“神童”那須川天心の試合用コスチュームを製作している、大阪のコスチュームメーカー「FUEGO(フエゴ)」代表の淡野智彦さん。今回はコスチューム製作や入場のこだわりから、今後のコスチューム展開、またキック界の未来まで、たっぷりと語って頂きました対談を公開いたします!(後編)

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前編 URL

・将来の衣装は紅白の小林幸子さんに!?
・選手にもワクワクして貰えるような衣装を制作したい
・誰もやったことがないことを実現していく

KNOCK OUT FUEGO

将来の那須川天心の衣装はど派手に!?

-FUEGOさんは天心選手と専属コスチューム契約を結ばれたそうですが、この契約を提案された理由を教えていただけますか?

淡野「こんな未来があるスーパースターが、毎回違うコスチュームで入場してくるとしたら、見てるお客さんは『天心、次はどんなコスチュームで来るんだろう?』とワクワクしますよね。作り手からしたら、そう思ってほしいわけです。それだけでもお客さんが楽しめる要素になるじゃないですか。『今回は何色なんだろう?』とか『今回はどんな斬新なコスチュームなんだろう?』とか思わせるのは、天心選手だからできることだと思うので。もっともっと輝いている天心選手を見てもらって、もっと日々を楽しんでもらいたいと思います。ただ試合に強いだけじゃなく、コスチュームもカッコ良かったら、トータル的に最高に強いじゃないですか。もっと派手なコスチュームを作って盛り上げていきたいです」

-将来やってみたいコスチュームはあるんですか?

淡野「紅白歌合戦の小林幸子さんみたいな衣装!」

天心「マジっすか!(笑)」

淡野「自分の足で歩かないガウン」

天心「自分の足で歩かない?」

淡野「入場ゲートにセットを組むんですよ(笑)将来的にそういう夢はありますね。あとはスポンサーのところをフレキシブルディスプレイにして、スポンサー名を変えなが入場するとか、そうすれば協賛を集めやすいじゃないですか。ガウンに有機ELディスプレイを入れてパソコン操作でスポンサー変えたり、入場中に袖の色が変わるとか、僕は近未来のコスチュームを作りたい」

那須川天心

天心「(目を輝かせながら)わー!いいっすね!凄い好きですね!FUEGOさんに毎回作っていただくことになって、ボクシングの選手って毎回コスチュームが変わるので、カッコいいなって思ってたんですよ。自分も毎回違うコスチュームを着るとなると、モチベーションにも繋がりますし」

選手にもワクワクして貰えるような衣装を制作していきたい。

淡野「僕が思うのは、着ている選手がワクワクしないと、お客さんは楽しめないと思うんですよ。それを着てもらって選手にワクワク感とモチベーションを上げていただくまでが、僕らの仕事だと思っているので。それを着た選手がワクワクすれば、お客さんもワクワクするはずなので、いろんなワクワク感が連鎖して広がっていけばいいなと思います」

-コスチューム職人の淡野さんにとって今後の夢を聞かせてください。

淡野「今までにないコスチュームにしたいです!…今までにないって言っても意味がわかりませんよね(笑)」

天心「わからないです(笑)」

淡野「例えば生地の色をラウンド毎に変えたりできないかなとか。1Rは青だったのに、2Rになったら赤になってるとか。3Rになったらゴールドになってる。もうそれだけで、3R見たお客さんはお腹いっぱいですよね」

FUEGO 那須川天心

天心「そういうのができるんですか??」

淡野「生地の色が変わるコスチュームというのは、夢のひとつでもあります。今できないにしても、できるようにしたいですね。夢は実現させてナンボじゃないですか」

天心「僕はそれを身につける一番手になりたいですね!絶対話題になるじゃないですか。『あれ何だよ?』って言われたい」

淡野「そこは同じですね。『何だよ?』っていうビックリ感とか、こういうのはどんどん広めていきたいです」

那須川天心

誰もやったことがないことを実現していく

-まさに誰もやったことがない。天心選手が目指すところじゃないですか?

天心「誰もやったことがないですね。いいっすね…いや…いいっすね(笑)」

淡野「天心選手は誰も追いつけない選手を目指していて、僕らはコスチューム界で誰も追いつけない存在を目指している。お互いにジャンルは違えども、向かっている方向性は一緒だと思います」

-天心選手は多方面で活躍をすることで、キック人口を広げようと頑張られてますが、コスチューム職人の人口はいかがですか?

淡野「めちゃくちゃ厳しいですね(苦笑)キックの世界は選手がカッコ良ければ良いほど、みんな選手(プレイヤー)になりたいってなってしまうんですよ。個人的には天心選手とか、カッコイイ選手のコスチュームを舞台裏で作ってみたいと思って欲しいのがあって、そのためにどうしたらいいんだろうというのがあるんですけど」

天心「確かに難しいですよね」

-一緒に天心選手のコスチュームを作ってくれる人がでてくるといいですね。

淡野「そうですね。ウチの会社的には『コスチュームを作ってみたい』という人からご連絡いただければ、経験なんてなくても、ウエルカムなんで、気軽に連絡してきてほしいです。『こんな仕事あったの?』ってよく言われるので、仕事としての知名度を上げていかなきゃいけないなというのはありますよね」

-逆に天心選手は、かつて淡野さんがライガー選手に対して思って行動を起こしたように、『那須川天心のコスチュームを作ってみたい』って思える選手になりたい気持ちがあるんじゃないですか?

天心「あー確かにそうですね。コスチュームを広めることに関してはFUEGOさんとのタッグで頑張ります(笑)」

淡野「中学生のときの自分のように、無鉄砲でも、やる気だけは誰にも負けない!ってアツい人に来てもらえたら嬉しいです(笑)」

-そのためには、あり得ないコスチュームを作り続けるしかないですね。

淡野「そうですね。僕は、夢を与えられるようなコスチュームを常にテーマに置いているので、夢のある仕事だと思ったら、気軽に訪ねてくれたら嬉しいです」

那須川天心

-最後に天心選手、今回はコスチュームがテーマという珍しい対談でしたが、いかがでしたか?

天心「自分が着ているコスチュームに対する考えかたが変わったかなっていうのがありますね。もっと入場を魅せなきゃいけないなと思いました。プロレスを見てても入場がカッコイイ選手は試合もカッコイイので、入場は重要だと思います。これからも誰も着たことがないようなコスチュームを期待しています」

淡野「これからのキック業界の人気の底上げの為にも、全力で、そして、それを一緒に手伝ってくれる仲間が増えると嬉しいことこの上ないです!」

FUEGO 那須川天心

-今日はありがとうございました。

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