”KING”梅野源治のマウスピース 前編 EPOCH高澤さん×梅野源治

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”KING”梅野源治のマウスピース 前編 EPOCH高澤さん×梅野源治

キックボクシングにおいて、プロ、アマチュア含め、公式の試合では着用が必ず求められるマウスピース。必要不可欠なアイテムですが、口の中を守るという理由で付けているということは知っているが、どこを、どのような理由から、どう守っているのかを説明出来る人は少ないのではないでしょうか?キックボクシングを始め、あらゆる分野のスポーツで、怪我を防止し安全を担保してくれる重要アイテムであるマウスピース。実は安全の他に、競技力を向上させる効果も秘めるマウスピースが、なぜ着用されるのか?キックボクシングシーンを引っ張る、日本キックボクシングのトップランナー梅野源治と、オーダーでマウスピース作成を手掛けるEPOCH(エポックステート)の高澤伸和さんへのインタビューを行いました!(前編)

後編はこちら http://www.knockout.co.jp/news/news/20161230_1010/

梅野源治

マウスピースをつけなければどうなるのか?

-本日はマウスピースについてのお話しをお願いいたします。まずは、マウスピースがなければどんな問題があるのかをお聞きしたいと思います。

梅野「実は昔はスパーリングをするときでもマウスピースを着けずにやってました。歯とかは折ったことはないんですが、しょっちゅう口の中を切ってました。それと、パンチを貰った衝撃で舌が喉の奥に入って行きそうになったりしてました。」

-格闘技をしていたら、練習や試合などで、口の中を切ったり、歯が折れたりという話はよく聞きます。マウスピースをしていれば防止出来るものなのでしょうか。

梅野「そうですね。僕も昔はしてなくてそんな感じだったんですが、マウスピースを着けてからは、殆んど口の中を切らなくなりました。」

-やはりマウスピースは格闘技に必要不可欠なアイテムなんですね。梅野さんは、どこでマウスピースを着けようと思ったんでしょうか。

梅野「昔スパーリングをしているときに、相手の前歯を折ったときですね。同じジムのハチマキっていう選手のなんですけど。お互いマウスピースを付けずに練習していて、僕が膝を打ったら顔面に当たって歯を折っちゃった。それでマウスピースはお互いにちゃんと付けないとねって。」

高澤「あれ折ったの梅野選手だったの!(笑)」

-大抵の人は自分で痛い目を見て気づくところだと思うんですが、梅野さんのきっかけは相手の歯を折ったときだったんですね(笑)

ハチマキ ※歯を折られてしまったハチマキ選手

梅野「そうですね。ああはなりたくないなって。あと、その頃歯医者に行ったら、奥歯が凄い削れてるって言われて。自覚はなかったんですが、練習中とかに凄い歯を食いしばっちゃうみたいで、それでちゃんと付けたほうがって言われて。それで、スパーリングの時だけじゃなくて、他の練習中でもずっと着けるようにしてます。」

高澤「スパーリングで着けるのは当たり前なんだけど、そういうのを予防する意味でも、マウスピースは普段から着けたほうがいい。マウスピースを付けていれば歯を食いしばっても歯が削れていくことはないです。」

-そこはキックボクシングだけじゃなく、他のあらゆるスポーツもそうかもしれないですね。総合格闘技やボクシングなどの打撃系格闘技は勿論。サッカーやバスケ、ラグビーなんかのコンタクトがあるスポーツは、いつ怪我をするかわからないですし、出来るだけ着用したほうが好ましいのかもしれません。

高澤「そう思います。うちのお客さんでも、ラグビーやラクロスとか、いろいろなお客さんがいて、来週はサッカーをしてる小学生の男の子がマウスピースを作りに来ます。その子はプレイ中に歯を折っちゃって、ちょっと怖くなったらしくて。最近は子供にスポーツをさせたいって親御さんが多いんですが、皆さん怪我は絶対にして欲しくないと思ってる。マウスピースを着けることで、歯とか口腔内の怪我の多くは予防出来るので、普及していって欲しいです。」

-マウスピースはトレーニング中から着けたほうがいいということですが、キックボクシングでの練習での着用率はどうなんでしょうか。

梅野「ほとんどの選手は着けてないと思いますよ。」

マウスピース着用で競技力がアップ

高澤「最近は着けるジムも増えてきてますよ。っていうのも、自分のところで作るマウスピースは、しっかり噛めるから体のバランスがよくなる。それで、体幹も真直ぐになってるから、パワーも出るし、身体に付く筋肉のバランスもよくなるんですよ。」

-歯をしっかり噛めて軸が安定すれば、ひねり系の動きとかも軸が安定するから動きやすいですよね。

高澤「そう。体幹が真っすぐに伸びていれば、関節も正常な位置になるから、腰にしても、肩にしても、丸まってるよりもよく動く。それでパンチも伸びるし、足も上がる。」

-普段の練習から付けておいたほうが、トレーニング効率も上がる訳ですね。試合では必ず着けるものですし、普段の練習から着けたほうが良さそうですね。

梅野源治

マウスピースとの出会いはいいものではなかった

-梅野さんが始めてマウスピースを着けたのっていつ頃なんでしょうか。

梅野「キックボクシングを始めた頃ですね。プロデビューして4,5戦くらいまでは市販のものを使ってました。」

高澤「市販って自分でお湯で柔らかくして使うような」

梅野「はい。はい。自分でお湯で柔らかくして、自分の歯型に合うようにやって。でも、ほんと分厚くて、息が凄い苦しいし、ちゃんと噛んでないと落ちてきちゃうような感じで、凄く違和感がありました。」

-昔はそういうものが主流として使われていたんでしょうか。

高澤「そう。プロのチャンピオンクラスの選手もみんな自分でお湯で柔らかくして使ってた。今はもう、プロ選手なんかはみんなオーダーメイドで型を取って、自分の歯型に合うマウスピースを使ってる。昔はどこで作って貰えるかもわからないし、値段もいくらするかわからない。随分環境も変わりました。」

違いに驚き!衝撃吸収材で耐久力アップも

-市販で自分で形を作るマウスピースと、エポックで作るようなオーダーメイドのマウスピースって、そんなに違いが出るものなんでしょうか。

梅野「全然違いますね。歯医者で歯形を取って作って貰ったことがあって、それも市販で作る分とはかなり違ったんですが、エポックさんで作って貰ったものはさらに違いました。下の歯型もエポックさんで初めて取って貰いましたし。フィット感が全然違いました。」

-そこまで違うんですか。エポックと他ではどこに違いがあるんでしょう。

梅野「ほんとにびっくりしました。着けててストレスに感じませんし、口を開けていても落ちることがない。マウスピースを作成して頂いてるときも、ここを厚くしたらこうなって、ここを薄くしたらこうなるとか、要望を聞きながら凄く説明して頂いて。それまでマウスピースの知識がなかったので凄く驚きました。」

-マウスピースって薄さとか厚さまで指定して作れるんですか!

高澤「そうですね。選手によってマウスピースの好みっていうものがあって、こだわりも人それぞれあります。とにかく薄いのがいいですっていう選手もいれば、奥に衝撃吸収材が入ってて、ふにゃっと沈むやつがいいって使ってる選手もいます。」

-そういう風に分厚いやつのほうが力が出るっていう選手もいるってことなんですかね。衝撃吸収材の入ったマウスピースなんていうのもあるんですか。

高澤「力も入るんだろうけど、衝撃吸収材が入ってるから安心出来るっていうメンタル的な利点もあるのかもしれないですね。」

梅野「衝撃吸収材で実際にダメージが減るってことはあるんですか?」

高澤「うちのは日大の先生が開発したやつなんだけど、大学の先生が特許もとってる。大学の特許って商品化することが難しいそうで、特許を使ってくれってメーカーに頼む場合があるんですよ。それでうちを選んで頂いて、一緒にやりましょうって。だから試験もしっかりやっていて、普通のマウスピースより2倍の衝撃吸収力がある。ガツンと衝撃があっても、脳へのダメージを吸収してくれる。」

-アッパーとか貰ったら衝撃が凄そうですよね。それでダメージが吸収されるんなら凄いです。

エポックステート

高澤「ただデメリットとして、厚くなっちゃうので、呼吸が苦しいって感じる人が多いんですよ。でも、中には全く気にならないって選手もいて。だからマウスピースは人それぞれ合った形があるんですよ。」

梅野「僕は薄くて呼吸しやすい奴がいいんで、人それぞれ何を優先するかですよね。」

高澤「そう。自分も最初はキックボクシングはこういう作り方をしなくちゃ駄目だって作り方を考えてやってたんだけど、途中でこれは違うなって気づいて。性能面で凄くいいマウスピースを作ったとしても、選手が着用して、試合で違和感を感じちゃったりしたら、集中出来なくて、そのマウスピースが選手にとっていいものではなくなっちゃう。そこはちゃんと選手の意見を聞いて、ここはこうして欲しいって意見をしっかり聞いて。でも、それには危険性の説明が必要になる。ここが薄くなるとこういうデメリットがありますよって。それでも、自分はこっちのほうが楽なので、パンチを貰うときの危険性が増しても、5Rの戦いで呼吸を楽にしたいっていうように。選手の意見を尊重して、安全性を確保しつつ、より競技のパフォーマンスにつながるようなマウスピースを作成していきたいです。」

梅野源治

梅野源治
所属:PHOENIX
生年月日1988年12月13日生まれ  東京都出身  B型
身長180cm  スーパーフェザー級
戦績:46戦36勝(18KO)7敗3分
タイトル:ラジャダムナンスタジアム認定ライト級チャンピオン
・日本キックボクシングを引っ張るトップランナー。世界のトップ戦線で戦い続け、2016年10月には、立ち技最高峰のタイトルの1つ、ラジャダムナンスタジアムのタイトルを獲得。名実共に世界のトップに立ち、世界から狙われる立場に。

高澤

高澤伸和
有限会社エポックステート代表取締役
生年月日1959年7月3日生まれ
1977年 水原高等学校 卒業
1979年 東北歯科専門学校
1987年7月から現在 有限会社エポックステート代表取締役
選手のパフォーマンス向上、怪我の予防を目的としたマウスピースを作製。これまでに「KNOCK OUT」に出場する梅野源治、那須川天心をはじめ、アンディサワー、やRENAといった数多くの格闘家にマウスピースを提供している。

有限会社エポックステート公式サイト

エポック

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