激闘!”野良犬2世”森井洋介vs”逆境スピリット”村田裕俊を石井宏樹さんが振り返り解説!「距離感を変えてのパンチと蹴りが森井を苦しめた。」

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激闘!”野良犬2世”森井洋介vs”逆境スピリット”村田裕俊を石井宏樹さんが振り返り解説!「距離感を変えてのパンチと蹴りが森井を苦しめた。」

KNOCK OUTの解説者を務める、元ラジャダムナン・スタジアム認定スーパーライト級王者、石井宏樹さんが、「KNOCK OUT vol.1」の全試合を分析!第5回は、第4試合の”野良犬2世”森井洋介vs”逆境スピリット”村田裕俊を振り返り!

村田はサウスポーの利点を活かした攻撃でペースを掴む

1R

-村田選手(以下敬称略)が時より見せる、下を向きながらのパンチが印象的ですが、あれはどのような狙いがあるんでしょう?

石井「サウスポースタイルから下を見ながらローキックやボディーストレートが来ると相手に思わせ、下に意識させてから早いストレートを打ち込むテクニックですね。倒しに行くパンチではなく、どちらかと言うとジャブのような使い方で蹴りを当てやすくする為に相手を嫌がらせる攻撃です。オーソドックスの選手がサウスポーにやられるととてもやりづらいです。」

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-サウスポーで左の蹴りを主体に距離をとる村田と、距離を詰めてパンチ、ヒジを狙う森井。このラウンドのポイントは?

石井「アグレッシブ、ヒットポイント見ても共に互角に戦ってるラウンドのように思います。」

2R

-村田の多彩な左の蹴りが冴え、森井はパンチが空転気味です。村田の蹴りはなぜここまで効果的に作用してるんでしょうか?

石井「村田は、2Rに入り森井が入って来るのに合わせて攻撃をしていて、基本待ちのスタイルに変えてきています。1Rから村田が出している左のストレートやインロー(森井の左内股へのローキック)を使い分けながら森井が入ってくる所に合わせたり、森井が左ストレートを警戒して見ている隙に素早い左ミドルを蹴り込むなど、オーソドックスの選手がサウスポーの選手にやられると嫌な事を、タイで何度も試合や練習を積んでいる村田は熟知していますね。」

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森井のパンチはローキックへの導線

3R

-このラウンドも森井の空振りが目立ちますが、この空振りは牽制も兼ねたもので、ある程度は織り込み済み?

石井「このラウンドに入り森井のローキックが良く当たり始めてきていますね。パンチで詰めに行くのではなくローキックを当てる為のパンチが多いので、このパンチが当たらなくてもローキックがよく当たっているので森井に焦りは無いでしょう。ローキックが当たり始めればパンチも入りやすいですし、パンチが入るようになればローキックももっと当たりやすくなります。」

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-村田が蹴り続けますが、森井は意に介さず距離を詰めていきます。あまり森井にダメージはなかったんでしょうか?

石井「このラウンドの村田の蹴りは、前に来させないように距離を取る蹴り方でパワーよりもスピードを意識した蹴りが多いので森井は蹴りに対してのプレッシャーはそこまで感じてない様子ですね。」

4R

-村田は額から出血しますが、これはどの攻撃でのものなんでしょう?

石井「始まって1分あたりに村田がパンチで前に出て行った時に森井が合わせた右の肘(上から打ち下ろす)によるものでしょう。」

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-距離がつまりリング中央での打ち合いとなります。このラウンドは何が変わったんでしょう?

森井「村田は、このラウンドで勝負を賭けに来ましたね。倒せなくてもポイントを必ず取るという気持ちで前に出る村田を迎え撃つ形で森井は戦っています。前半、村田が良い形で試合を進めていましたが額を切られてから更に前に出て後半には序盤から森井が出していた右アッパーが入りぐらついてしまいました。村田は、印象が悪い形でこのラウンドを終えてしまいましたね。」

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5R

-手数の村田と、一発の破壊力の森井という、白熱した打ち合いになりました。石井さんはここまでのポイントをどう見ていたんでしょう?

石井「ここまで、自分の採点では2Rに村田が距離を取りながら的確にミドルを当てて終始距離を支配してた村田が取り、4Rに森井のローキックが効き始め、終盤にアッパーで効かせからのラッシュで森井が取っています。判定では最終ラウンドで取った方が勝ちと思いましたが結果的にドローでしたね。」

森井洋介

5R 判定 引き分け

-下馬評では森井有利とされていましたが、三者三様のドロー決着となりました。森井が苦戦した要因はなんだったんでしょうか?

石井「前半、パンチで行き過ぎてしまった分距離を掴むのが遅れてしまいましたね。前半は、ミドルをもらっても攻撃を返さない事が多かったように思います。森井らしく1Rからパンチからローキックを繋いで行き蹴られてもローキックを返せていれば後半展開は変わっていたと思います。3R、4Rとパンチからローキックと繋ぎ始めてリズムに乗ったのですが、5R目に蹴りの数が少なかった分的確にパンチを当てられなかったですね。」

森井洋介

-熱戦に持ち込んだ村田の特に優れていた点は?

石井「村田は、前に出るラウンドと引いて待ちのスタイルとでラウンド毎にスタイルを変えていき、序盤から色々な距離感から蹴りパンチと出していますので前半は森井に距離を掴ませていませんね。距離の取り方がとても上手でした。そして、何よりもあの大応援団の歓声が彼の背中を押してくれたのでしょう!」

森井洋介vs宮越慶二郎

-森井の次戦は宮越戦がきまりましたが、この試合を石井さんはどのように見られてますか?

石井「宮越選手もとても目が良く出入りが上手です。森井選手が序盤からパンチ蹴りと繋いで行けるか、宮越選手がリズム良く動き自分の距離で戦えるか!?この試合もとても距離感が大事になってくるでしょう。森井選手は、今回の試合で課題が出来たはずですから、あの地獄のような練習でどのように修正してくるかとても楽しみです。」

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石井宏樹

1979年生まれ。東京都目黒区出身。、元ラジャダムナン・スーパーライト級王者。元新日本キックライト級王者。ムエタイの殿堂ラジャダムナン・スタジアムのベルトを獲得。それまでに同タイトルを獲得した選手が誰一人成し遂げることが出来なかったタイトル防衛を外国人として初めて成功した。引退後は小野寺力が代表を務めるRIKIXにてトレーナーを務め後身の指導に励む。

4月1日(土)大田区総合体育館で開催の「KNOCK OUT vol.2」。チケットは各種プレイガイドにて好評発売中です!”野良犬2世”森井洋介が、今回のイベントから開幕するライト級トーナメント1回戦として、”NINJA SOLDER”宮越慶二郎と激突!良い席の確保はお早めに!

KNOCK OUT

KNOCK OUT vol.2
日時 2017年4月1日(土)
開場16:00 開始17:00
会場 大田区総合体育館
チケットぴあ https://goo.gl/u2IHC0
ローソンチケット https://goo.gl/pDV0qL

イベント概要
http://www.knockout.co.jp/event/knock-out-vol-2/