「フィニッシュのヒジは経験による状況判断」石井宏樹さんが健太vsジャオウェハーを解説!

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「フィニッシュのヒジは経験による状況判断」石井宏樹さんが健太vsジャオウェハーを解説!

KNOCK OUT解説者の石井宏樹さんが4.1「KNOCK OUT vol.2」の全試合を振り返り解説!これを読めばより試合を楽しんで見れること間違いなしの恒例のシリーズです!

今回は第3試合の健太vsジャオウェハー・シーリーラックジムを解説!大逆転のTKO勝利は如何にして生まれたのか。ぜひご一読ください!

・石井さんが時系列で試合を分析
・健太はジャブでジャオウェハーをコントロールしていた
・フィニッシュのヒジは経験から出た状況判断

 

健太 vs ジャオウェハー・シーリーラックジムの試合動画はこちら

石井さんが時系列で試合を分析

-健太選手(以下敬称略)は美白の肌となって登場しました。今までとの違いに衝撃を覚えましたが、石井さんとしてはどちらの健太が好みでしょう?

石井「脱毛計画からここ2試合は美白で登場していますね。褐色の肌のイメージが強いですが、綺麗に脱毛された白い肌も自分は好きです(笑)プロフェッショナルシストとして、プロ意識を感じます!」

-ローキックの蹴りあいが始まりますが、ジャオウェハーはカットが出来ておらずローをまともに貰い続けます。なぜ健太のローはヒットするのでしょう?

石井「健太は、パンチからローキックそして前蹴りと相手を良く見て自分の距離を保ちながら戦っているのでジャオウェハーの攻撃が見えています。序盤からローキックを嫌がるジャオウェハーは足を上げて防御の体勢に入りますが、健太はただ蹴るだけではなく、パンチを打ちながらジャオウェハーの反応を良く見て、上がっている足が降りたタイミングでローを蹴ったりと細かい技術を使っていて、1Rから健太の持ち味が出ています。」

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-ジャオウェハーは終盤にローキックが効いたという嫌な表情を見せます。すでに足のダメージは溜まっていたんでしょうか?

石井「確かに健太のローキックを嫌がっていますね。この段階では倒れるほどのダメージではありませんが、もらい続けてしまうと後半効いてきてしまいます。これは、本人が一番良くわかっている事なのでなるべくもらいたくはなかったでしょう。」

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健太は左ジャブでジャオウェハーをコントロールしていた

-健太は左のパンチを細かく軽打していきます。ムエタイをバックボーンとする選手がよく使いますが、どういう狙いがあるんでしょうか。

石井「左のジャブを多く出す事によって距離を保てますので、相手の動きを見ながら自分の攻撃が出しやすくなります。距離を保てていれば相手の攻撃にも反応しやすいので、健太は左ジャブを出しながらいつでも防御できる体勢で何を出したら当たるかを考えながら動いていますね。」

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-ジャオウェハーはじりじりと距離をつめ飛び込んでのヒジを狙いますが、逆に健太のカウンターを貰います。健太としては闘いやすい展開となったんでしょうか?

健太「距離を掴めないジャオウェハーは、少し単調な入り方になっていましたので健太の闘いやすい展開ですね。健太は、ジャオウェハーの踏み込みにガードを高く上げてしっかり防いでいます。ガードしながら相手を見てカウンターを狙っている様子ですね。」

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ジャオウェハーの突進に健太は動きが止まってしまった

-ジャオウェハーは強引に前に出て、連続してヒジを狙っていきます。ジャオウェハーにとっては玉砕覚悟の闘い方だったんでしょうか?

石井「前半、健太の距離でペースを握られていたジャオウェハーは3Rに入りミドルキックや前蹴りを出しながら距離を詰めて肘を狙いに行っています。玉砕と言うよりも、このラウンドの戦い方が本来のジャオウェハーのスタイルです。」

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-ジョオウェハーが下から振り上げたヒジが健太の額の上をカットし健太は出血します。このヒジはなぜヒットしたんでしょうか?

石井「このラウンド、健太は1Rと2Rに使っていた左ジャブが少なく動きが止まってしまっていて、ジャオウェハーの突進に足を止めてガードしながら迎える場面が多かったですね。ロープ際でガードしながら止まってしまっていたのでガードの隙間から突き上げる肘をもらってしまいました。」

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3RにヒジのカットによりジャオウェハーがTKO勝利

 

フィニッシュのヒジは経験から出た状況判断

-1R、2Rは圧倒していた健太ですが逆転負けとなってしまいました。なぜ逆転負けを喫することになってしまったんでしょう?

石井「3Rから持ち前の突進力でプレッシャーをかけに来たジャオウェハーに対して真っ向勝負してしまいました。1Rと2Rのようにジャブを出しながら距離を取り、ジャオウェハーが止まった時にコンビネーションを出して行った方が良かったですね。打ち合ってもらいたいジャオウェハーの術中にハマった形になってしまいました。」

-ジャオウェハーはヒジの名手という評判通りの勝利となりました。特に良かった点はどこでしょう?

石井「肘には絶対の自信を持つジャオウェハーが上から振り抜く肘に対して健太は頭を下げて上手く避けています。その動きを見てジャオウェハーはガードの隙間に下から突き上げる縦肘を選択していますね。経験から出た状況判断が決め手になりました。」

-KNOCK OUTではヒジによるTKO決着が続きます。ヒジの切りあいを楽しむ上での一番のポイントを教えてください。

石井「至近距離での緊迫感はもちろんの事、ジャオウェハーのようにこれまで不利な状態でも一発逆転が出来てしまうのが、肘打ちが許されるキックボクシングの魅力だと思います。」

KNOCK OUTの次回大会は6月17日(土)TOKYO DOME CITY HALLで開催の「KNOCK OUT vol.3」。チケットは好評発売中です!迫力の闘いをぜひ会場でご観戦ください!

KNOCK OUT vol.3

KNOCK OUT vol.3
日時 2017年6月17日(土)
開場16:00 開始17:00
会場 TOKYO DOME CITY HALL

チケットぴあ https://goo.gl/DwcK1r
ローソンチケット https://goo.gl/YLFmw8

イベント概要
http://www.knockout.co.jp/event/knock-out-vol-3/